皮膚科医の基礎化粧品・化粧水

昔から変わらない皮膚科医の基礎化粧品・化粧水

子供の頃に祖母が飲んでいた養命酒を今も家族が飲んでいたりするのを見ると、ITのように日々変わる世界を追いかけている我が身が虚しく思えたりするものです。若い頃から良い物は変わらない、普遍性が最高の価値と教えられてきましたが、新しさを追いかけてしまう現代病は問題かもしれません。PFD(プール・ファム・ドゥ・ダージュ)という化粧品はパッケージ以外は35年以上何も変えずに製造されているそうです。

PFD化粧品

何故30年以上に渡って同じ成分、同じ製法で化粧品を作り続けるのか?という問いに対しての答えはとても簡単なものでした。人の肌は100年後も基本は変わらないし、それは人類が生存する限り変わらないはずだからというものでした。だから30年以上前の人の肌にも、今の人の肌にも良い物は変わらないというのです。
 
フェースローションの役目は肌の保水にあるようですが、健康な状態の健康な皮膚から分泌される皮脂に近い成分を作り出し、これを配合する事が大切だと言います。健康な皮膚から分泌される皮脂に触れることで、肌に健康な状態を記憶させるような働きもあるようで、理想の肌に自然に近づく努力を肌自体が始めてくれれば成功だと言うことです。
 
PFDは肌を一気に変えようとするのでは無く、健康で自然な状態に肌が気付き、ゆっくりと改善してくれるような効果がある訳です。化粧品自体の保湿効果が高すぎると、肌が自分で保湿するという能力が損なわれてしまうとも言います。肌自体の性質を本来の状態に戻しつつ、その力を補うというのがPFD(プール・ファム・ドゥ・ダージュ)ならではの効果だそうです。
 

フェースパウダーの違いは大きい

PFD(プール・ファム・ドゥ・ダージュ)という化粧品として、フェースパウダーは非常に重要な課題だったようです。フェースパウダーはメイクアップとの橋渡し的な存在として使われる事が多いのですが、ファンデーションが映えるような下地を作るものであると同時に、PFDはスキンケアとしての役目が大切だったと言います。

PFD化粧品

汗や水に強く化粧くずれを防ぎ、肌を自然な光沢で包むパウダーとしての効果、ミクロの粒子が光線を乱反射し、シミ・くすみ・毛穴などの凹凸を効果的にカバーするというのが、PFDのアピールポイントなのですが、同時に上に塗られた各種ファンデーションから肌を守る保湿効果も優れている必要がありました。

長時間に渡りファンデーションが塗られた肌は保湿も悪くなり、ファンデーションそのもので肌が荒れてしまう可能性が高いので、出来れば使いたくないというのが様々な化粧品を使った経験を持つ女性なら誰もが感じる事でしょう。
 
PFDの開発においては、医師としてこの問題に取り組みPFDならではのフェースパウダーを生み出しました。基本はフェースパウダーだけでも満足した仕上がりになる肌を作ることです。勿論、ファンデーションから肌を守ること、少なめのファンデーションでも崩れず、良い仕上がりのベースを作れるフェースパウダーという自信を強く感じます。